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英語・英文学を中心に、言語や文学と関連して考えたり思いついたりしたことを書いていきます。
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2019/11/21 (Thu)
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2013/04/21 (Sun)
英語で 醤油のことを soy sauce というということはよく知られている。また、soyやsoybeanが大豆を意味することもよく知られている。しかし、このsoyが実は日本語の「醤油」に由来する語だということはあまり知られていない(soyは「醤油」の意味でも使われる)。
 
前回の「梅干し」に由来するmebosの場合と同じように、鎖国時代の日本とオランダとの付き合いを通じて、日本語の「醤油」がまず soyaやsoja としてオランダ語に入った。そしてこれがオランダ人とイギリス人との付き合いを通じて英語に入り soyaや soy となったのである。前者は1679年、後者は1696年にそれぞれ最古の例が記録されている。
 
それ以来現在まで、英語ではこれら両方の形が使われているが、soyそれ自体は「醤油」の意味で用いられることが多いのに対し、soyaの方は「大豆」を意味することが多いようである。意味の棲み分けがなされてきているということであろう。
 
特に soy は英語本来語であってもおかしくないような響きの語だが、実は「醤油」の訛ったものであるというのは意外で面白い。

ちなみに、「醤油」はより日本語の発音に忠実な shoyu という形でも英語に入っている(最古の記録は1727年のもの)。したがって、soya, soy, shoyu はいずれも「醤油」に由来する三重語ということになる(三重語についてはこちらのページも参照)。









 
 
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中世英語英文学や英語史を専門とし、駒澤大学文学部で教えています。さらに詳しくは、ホームページをご覧ください。
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